センター北駅前歯科|神奈川県横浜市都筑区の歯医者・歯科医院。土日も診療、夜間診療(平日夜7時まで)も実施。

2023.3.1 目的別の歯磨き粉の選び方3パターンをご紹介します

こんにちは、センター北駅前歯科です。

たくさんの種類の歯磨き粉が市販されている今、どのような基準で歯磨き粉を選んでいますか?

今回は、目的別の歯磨き粉の選び方を3パターンご紹介します。

・むし歯を予防したい場合

むし歯予防には、フッ素が配合された歯磨き粉が効果的です。フッ素は、歯のエナメル質の再石灰化を促進するほか、エナメル質そのものを結晶化により強化したり、むし歯の原因菌が産出する酵素の活動を阻害するなどの役割があります。市販されている歯磨き粉の多くにフッ素は配合されていますが、日本で配合できる最高濃度は1450ppmとなります。この数値を目安に選んでいただくのがよいでしょう。

・歯周病を予防したい場合

歯周病予防に効果的な歯磨き粉には、殺菌効果の期待できる成分や、歯周病原菌による炎症を抑制するような成分が含まれています。また、歯ぐきの血行をよくするためのビタミンEなどの成分も配合されています。歯周病が既に進行し、歯ぐきの腫れなどがみられる場合には、なるべく刺激の少ないものを選ぶようにしましょう。歯磨き粉には歯の表面の着色などを落とすために研磨剤が含まれていることがよくありますが、研磨剤により歯ぐきが傷ついてしまうこともあるため、歯周病の症状によっては控えるようにしましょう。

・知覚過敏が気になる場合

硝酸カリウムや乳酸アルミニウムといった成分には、歯の神経の過剰反応を抑えたり、刺激が伝わる経路となる象牙質の細い管をブロックするような働きが期待できます。知覚過敏が気になる場合にも、研磨剤の含まれている歯磨き粉は控えることをおすすめします。研磨剤により柔らかい象牙質が傷つき、知覚過敏の症状が悪化してしまう可能性も考えられます。セルフケアだけで症状が改善しない場合は、他にも知覚過敏の原因があるかもしれないため、早めに歯科医院を受診しましょう。

このように、歯磨き粉は目的に合わせて選ぶことが大切です。

毎日のセルフケアで、お口の健康を守りましょう。

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