こんにちは、センター北駅前歯科医院です。 

「咬合誘導（こうごうゆうどう）」という言葉をご存知でしょうか？ 

矯正歯科の専門用語ですが、日常ではあまり耳にしないので、詳しく知らない方も多いことかと思います。 

今回はそんな咬合誘導についてのお話です。 

咬合誘導は、大人の治療方法ではなく子どものうちから、装置を使いつつ子どもの成長力を利用し、歯並びや噛み合わせなどを治療する方法なのです。子どもの矯正治療で行われるものです。 

子どものあごの成長の最中に治療を始めるため、あごの骨格を整えるのと同時に歯並びも治していくことができます。 

また、歯の大きさに合わせてあごを拡大するように矯正するため、抜歯せずに治療することができるのです。 

取り外すことが可能な矯正装置のため虫歯になりにくく、おでかけの場合には取り外すこともできます。 

そのため、咬合誘導というのは具体的な治療法の名前ではなく、いくつかの小児矯正法の総称ということができます。 

どんな治療法があるの？ 

咬合誘導を目的とした小児矯正の治療法としては、まずムーシールドが挙げられます。 

これはマウスピース型の矯正装置で、お口の中に装着することで、口腔内の筋力バランスを整えることができます。 

次に顎骨の成長を促進させる床矯正装置も咬合誘導の効果が見込めます。 

とくに顎の骨の幅を広げる際には有用です。 

その他、3Dリンガルやクワドヘリックスといった歯列弓を拡大する装置も正常なかみ合わせを促す作用が期待できます。 

咬合誘導によるメリット 

1. 大人になってから歯列矯正を行う必要がなくなる場合がある。 

2. 歯科矯正で歯を抜く確率が低くなる。 

3. 矯正の治療期間中は１～２ヶ月おきに歯科医院へ通う必要があるのでその時に虫歯の予防をしもらえば非常に効率的に虫歯予防ができる。 

4. 顎の成長をある程度コントロールできるので、良い治療結果が得られやすい。 

そんな咬合誘導や小児矯正についてさらに詳しく知りたい方は、お気軽に当院までご相談ください。 

センター北駅前歯科は、患者さんが10年後も20年後も健康なお口でいられるよう、日々患者さんの「こうしてほしい」に耳を傾ける歯科医院です。 

ぜひ、みなさんのお声をお聞かせください。