こんにちは、センター北駅前歯科です。

歯周病はお口の中だけの病気ではなく、
「糖尿病」「高血圧」「脳梗塞」「骨粗しょう症」
などの全身疾患にもかかわっている、というお話をさせていただいたことがありました。

ある調査では、20歳代で約7割、30～50歳代は約8割、60歳代は約9割が
歯周病にかかっているという結果がでています。

そんなにたくさんの人が！？と驚かれるかたもいらっしゃるかもしれませんね。

歯周病は初期の段階ではほとんど自覚症状がないのが特徴で、
知らないうちに重症化して歯がぐらつきはじめてから気づくことも多いのです。

当院では科学的根拠に基づいた歯周病治療を行っており、
症状の軽い方から症状の進んでしまった方まで、症状に応じた治療を提供しています。

その中でも、早期に治療する必要がある歯周病患者様におすすめの
新しい治療方法について、今日はご紹介いたします。

●薬を利用した「短期集中型」歯周病治療

歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患、
つまり感染症なので、歯石・歯垢などの汚れを取っても
「歯周病菌」そのものを「除菌」しなければ、またすぐ菌が増えて症状が再発します。

このため、当院ではFMD（Full mouth disinfection）という、
抗生剤を用いた治療法を導入しています。

これは、薬の作用期間中に口腔内の歯石や歯周病菌を取り除き、再感染を防ぐ除菌治療です。

根本的な原因となっている歯周病菌を激減させる可能性がある上、
従来半年から2年程度かかっていた歯周病治療を、短期間（最短1日）で行うことができる、
とても質の高い治療方法です。

症状の進んだ方の場合、せっかく歯周病治療をしていても、
未治療部位から細菌が伝搬してしまい、再発につながってしまうこともあります。
その点、FMD治療であれば、短い期間で原因菌を除菌できるため、
再発のリスクを抑えることができます。

当院では、早期に治療する必要がある中等度以上の歯周病患者様に、
このFMD治療をお勧めしています。

歯周病は自分では気がつきにくい感染症です。

「なんだか最近歯の調子がよくないな」と思って歯医者さんに行ったら、
「歯周病が進んでいるから通院してください」と急に言われて戸惑った、
という方もいらっしゃるでしょう。

当院では「一本でも多く歯を残す」ための治療を実現させています。

気になること、お困りのことがある方は遠慮なくご相談ください。

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