妊婦さんの歯科検診～お母さんになる準備～妊婦さん検診＝お母さんになる準備～

2022.6.27 ブログ妊婦さんの歯科検診～お母さんになる準備～

妊婦さんの歯科検診～お母さんになる準備～

こんにちは、センター北駅前歯科です。

当院では、患者さまが10年後も20年後も健康なお口でいられるような治療に真剣に取り組んでいます。さて今回は妊婦さんの歯科受診についてお話ししたいと思います。

妊娠すると歯のトラブルが起こりやすいと言われているのをご存じですか？妊婦さんならではの様々な原因で通常より虫歯や歯肉炎になりやすくなっています。

トラブルが起こりやすくなる理由

▶つわり

つわりの症状には個人差がありますが、口に何かを入れただけで吐き気や気持ち悪くなってしまう方が多いです。歯ブラシを拒みやすくなり歯磨きをすることが難しくなってしまいます。

また、つわりの症状の一つに味覚の変化があります。いつも使っている歯磨き粉の味が苦手になってしまい水のみで歯磨きをした場合フッ素を有効に使えなくなり予防効果が弱まります。

▶食べ物の好みが変化する

妊娠をすると不思議なことに「○○が食べたい！」と強く思う事があります。

甘いもの（砂糖など）や酸っぱいものなどを過度に摂取する事で虫歯リスクが高くなります。特に酸は歯の表面のカルシウム（リン酸カルシウム）が溶け出してしまうことで脱灰（だっかい）という状態になります。

▶ホルモンバランスの変化

妊娠中はホルモンの影響で唾液の量が減るため、むし歯になりかかっている歯を修復してくれる再石灰化が弱まってしまいます。また、歯茎が腫れやすくなり歯肉炎になりやすく、

特に歯周病菌の中にはこの女性ホルモンを栄養源とするものがいるため、増殖し活発に活動してしまいます。

むし歯や歯周病をそのままにしてしまうと、出産後に唾液を通して赤ちゃんに菌が感染してしまう可能性を高めるため早期治療、早期発見が一番です！

妊娠がわかったらまずは妊娠中であることを教えてください。治療内容によっては妊娠期の方が受けられない治療もあります。歯科医師が安全に受診頂ける治療内容をご案内させて頂きますので受付時にお伝え下さい。

ご家族が増え慌ただしくなる前にしっかりとお口の環境を整えてこれから楽しい時間を迎えられる準備をしておきましょう。

↓センター北駅前歯科の、子どもの治療に対する考え方も併せてご覧ください↓

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